安心させる遺影の作り方
４人に１人が遺影選びに困っているそうです。
突然家族が亡くなると慌しくありあわせの写真で遺影をつくってしまうことも ありますが、いざ葬式で飾られているのを見ると合成したのが丸わかりという 経験をした方もいるでしょう。 遺影用の写真を事前に準備している方は少なく、９割近くの方が急遽写真を用意 しているのが実際のところです。 あらかじめ撮影しておこうと考えている人はいますが、実際に撮影している人は １割もいません。 残された遺族に負担をかけないためにも、元気なうちに自らの意思で遺影を 撮っておくと安心できます。 そうすることで遺影用の写真探しで家族に負担をかけることもありません。いわゆる「終活」のひとつとして生前の遺影を提案するサイトなどもありますので活用するといいでしょう。また死後家族の負担を減らすという意味では、相続や遺言の手続きがあります。遺影は故人が家族に残していく思い出の最たるもので、遺影写真は永く残るものです。 用意された遺影がなければ、落ち着いて選ぶ時間もないでしょうが限られた 時間の中でお気に入りの写真を選びましょう。 遺影はスナップ写真や集合写真、デジタルカメラのデータなどを編集して作製されます。 顔が大きく写っていてピントの合っている写真なら引伸ばしてもきれいですので、 遺影には最適でしょう。 写真選びでは背景や衣服の修正は可能です。 背景が服装が遺影にふさわしくない、との理由で諦めることはなく、表情の良い 写真を選ぶことが出来ます。 最近は帽子をかぶったものや横を向いている写真でも遺影に用いられます。 故人の生前のイメージが出ているものであれば、どんな写真でも大丈夫です。 特に決まりごとなどはありませんので、その人に合っている遺影選びをしましょう。厳粛なこれまでの遺影にこだわらないのであれば、幸せいっぱいの写真を得意としているスタジオに依頼するという選択肢もあります。